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11月14日-01号

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  1. 大阪市議会 1968-11-14
    11月14日-01号


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    昭和43年第4回定例会(昭和43年11・12月)◯大阪市会(定例会)会議録(昭和43年11月14日)    ◯議事日程    昭和43年11月14日午後2時開議第1 報告第37号 昭和42年度大阪市歳入歳出決算報告について     +一般会計大学医学部付属病院事業会計食肉市場と畜場事業会計、+     |宅地造成事業会計都市施設整備事業会計都市開発資金会計、母子福|     +祉貸付資金会計国民健康保険事業会計公債費会計        +第2 報告第38号 昭和42年度大阪市東寺町外13財産区歳入歳出決算報告について第3 議案第105号 昭和43年度大阪市一般会計補正予算(第3回)第4 議案第106号 昭和43年度大阪市食肉市場と畜場事業会計補正予算(第1回)第5 議案第107号 昭和43年度大阪市都市施設整備事業会計補正予算(第1回)第6 議案第108号 昭和43年度大阪市国民健康保険事業会計補正予算(第2回)第7 議案第109号 昭和43年度大阪市市民病院事業会計補正予算(第1回)第8 議案第110号 昭和43年度大阪市港営事業会計補正予算(第1回)第9 議案第111号 昭和43年度大阪市下水道事業会計補正予算(第1回)第10 議案第112号 昭和43年度大阪市水道事業会計補正予算(第1回)第11 議案第113号 昭和43年度大阪市公債費会計補正予算(第3回)第12 議案第114号 職員退隠料及び遺族扶助料の昭和42年における年金の額の改定に関する条例等の一部を改正する条例案第13 議案第115号 訴訟関係供託基金条例の一部を改正する条例案第14 議案第116号 大阪市立大学学術研究基金条例案第15 議案第117号 大阪市立大学奨学及び補導厚生基金条例案第16 議案第118号 桜川公設市場用建物の取得について第17 議案第119号 淀川新橋架設工事請負契約締結について第18 議案第120号 天王寺バイパス建設工事請負契約締結について第19 議案第121号 大阪駅前市街地改造事業施設建築物第1棟第2期設備工事請負契約締結について第20 議案第122号 谷町地区市街地改造事業施設建築物新築工事請負契約締結について第21 議案第123号 大阪市防災建築街造成融資基金条例の一部を改正する条例案第22 議案第124号 大阪市営住宅条例の一部を改正する条例案第23 議案第125号 大阪市水道事業及び工業用水道事業の設置等に閏する条例の一部を改正する条例案第24 諮問第4号 公有水面楠根川埋立てについて第25 諮問第5号 公有水面天満堀川埋立てについて---------------------------------------   報告第39号 昭和42年度大阪市歳入歳出決算に係る主要な施策の成果に関する報告について     +一般会計大学医学部付属病院事業会計食肉市場と畜場事業会計、+     |宅地造成事業会計都市施設整備事業会計都市開発資金会計、母子福|     +祉貸付資金会計国民健康保険事業会計              +   報告第40号 法人の経営状況を説明する書類について   報告第41号 民事訴訟等専決処分報告について---------------------------------------◯出席議員 70人(欠は欠席者)     欠1番    藤岡信雄君     欠2番    吉田辰治君      3番    加藤正武君     欠4番    大原友一君      5番    高野光男君      6番    井上英夫君      7番    改発 弘君     欠8番    柳井伝八君      9番    中尾安夫君      10番    塩田吾一君      11番    若林伊太郎君      12番    安達喜雄君     欠13番    仲谷誠夫君      14番    佐伯三郎君      15番    安松克己君      16番    岸田政夫君      17番    吉村義照君      18番    植田完治君      19番    山下喜一君     欠20番    中山正暉君      21番    鈴木清蔵君      22番    室屋定三君     欠23番    森下土治君      24番    岸本太造君      25番    内村作二君      26番    山下博義君      27番    栗須 斉君      28番    高橋幸一君      29番    山口武志君      30番    島尾 茂君     欠31番    高貴伝三郎君      32番    小林通夫君      33番    中石清一君     欠34番    隅野源治郎君      35番    音在又一君      36番    井上長栄君      37番    佐々木栄一君     欠38番    加藤市太郎君     欠39番    辻 昭二郎君      40番    古山一郎君      41番    沼田喜一君     欠42番    綱沢靖二君      43番    沢村信義君      44番    長沢利治君      45番    山川洋三君      46番    松井義明君      47番    和田正三君      48番    上野 弘君      49番    沓脱タケ子君      50番    板並丈夫君      51番    辻  渡君      52番    野口末造君     欠53番    黒木武好君      54番    高垣松雄君      55番    三原逸三君      56番    長谷川元一君     欠57番    倉川 薫君      58番    大丸志朗君      59番    天野 要君      60番    美延重忠君     欠61番    行岡忠雄君      62番    長田義一君      63番    坂本 実君     欠64番    柳本松太郎君     欠65番    勝田真人君      66番    南 常治郎君      67番    岡野正雄君      68番    寺西 武君      69番    田中豊栄君      70番    野村 清君      71番    寄吉 極君      72番    吉田 弘君      73番    中田捨次郎君      74番    佐野繁雄君      75番    上田 武君      76番    西風金之助君      77番    伊藤 募君      78番    中村賢三郎君      79番    米沢正実君      80番    田中正男君     欠81番    粟井岩吉君     欠82番    木下常吉君     欠83番    森野熊一君     欠84番    松尾禎一郎君      85番    次田虎雄君      86番    黒田廣一君      87番    坂井三郎君      88番    井上秀之助君      89番    北山 勇君     欠90番    大西保三郎君     欠91番    吉瀬昌幸君     欠92番    大神 仁君      93番    村田岩雄君      94番    大井満利君      ---------------------------------◯職務のため出席した事務局職員              市会事務局長     松浦芳平              議事課長       榎村 博              議事係長       谷口勝彦              委員係長       永安茂夫      ---------------------------------◯議場に出席した執行機関及び説明員              市長         中馬 馨              助役         下村 進              同          大島 靖              同          中尾正平              収入役        三宅季二 (同和対策部長)     事務吏員       浅羽富造 (総務局長)       同          石川多賀夫 (財政局長)       同          内山敞義 (総合計画局長)     技術吏員       福山真三郎 (経理局長)       事務吏員       久川芳蔵 (民生局長)       同          関 重夫 (経済局長)       同          工藤敏郎 (衛生局長)       技術吏員       藤野保次 (清掃局長)       事務吏員       荻野二郎 (土木局長)       技術吏員       大塚 清 (区画整理局長)     事務吏員       大重正俊 (建築局長)       同          徳山正文 (港湾局長)       技術吏員       叶  清 (市立大学事務局長)   事務吏員       小島 誠 (交通局次長)      同          土井英明 (水道局長)       同          長谷川寛一 (消防局長)       消防長        畑中良一 (市長室長)       事務吏員       竹村保治 (公聴部長)       同          円井東一 (万国博覧会協力部長)  同          藤井弘巳 (公園部長)       技術吏員       加藤一男 (選挙管理委員会事務局長事務吏員       米田拾二              教育委員会委員長   岸本準二              教育長        柏原好光              人事委員会委員長   滝石豊稲      --------------------------------- △開会  昭和43年11月14日午後4時47分開会 ○議長(黒田廣一君) これより市会定例会を開会いたします。 △開議 ○議長(黒田廣一君) 直ちに会議を開きます。 本日の会議録署名者佐々木栄一君、長沢利治君のご両君にお願いいたします。 ○議長(黒田廣一君) おはかりいたします。この際暫時休憩し、なお定刻が参りましたならば、時間を延長することに決してご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(黒田廣一君) ご異議なしと認めます。よって時間は延長されました。 暫時休憩いたします。    午後4時48分休憩    午後7時10分再開 ○議長(黒田廣一君) これより休憩前に引き続き会議を開きます。 ○議長(黒田廣一君) 日程第1、報告第37号、昭和42年度大阪市歳入歳出決算報告について及び日程第2、報告第38号、昭和42年度大阪市東寺町外13財産区歳入歳出決算報告について、一括して議題といたします。   --(報告第37号及び報告第38号は会議録別冊の1に登載)-- ○議長(黒田廣一君) 理事者の説明を求めます。中馬市長。 ◎市長(中馬馨君) ただいまご上程に相なりました報告第37号、昭和42年度大阪市歳入歳出決算のご審議をお願いするにあたりまして、その大要をご説明申し上げます。   (議長退席、副議長着席) ◎市長(中馬馨君) (続)まず一般会計の決算について申し述べますと、歳入総額は1,343億1,722万5,405円、歳出総額は1,346億4,321万1,918円でありまして、差し引き3億2,598万6,513円の歳入不足額は、昭和43年度歳入の繰り上げ充用により補てんいたしましたが、これは前年度の歳入不足額3億6,647万1,541円に比し、4,048万5,028円の減となっております。 次に特別会計の決算でありますが、大学医学部付属病院事業会計におきましては、歳入歳出とも28億4,599万4,462円で、一般会計からの補てん額は2億5,470万9,000円、食肉市場と畜場事業会計は4億211万1,933円で、補てん額は9,674万7,054円、宅地造成事業会計は2億4,597万5,808円で、補てん額は1億4,249万9,108円、都市施設整備事業会計は48億3,740万1,388円で、補てん額は6億4,898万3,360円、都市開発資金会計は20億8,522万3,792円で、補てん額は6,908万5,792円をもってそれぞれ収支を相償わせたのであります。 また、母子福祉貸付資金会計におきましては、貸し付け金等として一般会計から繰り入れました302万円を含め、歳入総額5,138万513円に対しまして、歳出総額は4,321万1,996円で、差し引き816万8,517円を翌年度へ繰り越しました。 次に国民健康保険事業会計におきましては、一般会計から12億4,326万3,000円を補てんし、歳入総額89億8,947万953円に対しまして歳出総額は91億1,709万9,826円でありまして、差し引き歳入不足額1億2,762万8,873円を生じましたので、昭和43年度歳入の繰り上げ充用によりこれを補てんいたしたのであります。 最後に、整理会計であります公債費会計におきましては、歳入総額1,345億8,346万7,450円に対し、歳出総額は1,326億9,009万8,688円でありまして、差し引き18億9,336万8,762円を翌年度へ繰り越したのであります。 以上、各会計の決算収支を申し上げましたが、42年度の財政運営につきまして、その概要を申し述べます。 本市財政の基礎立て直しにつきましては、引き続き議員各位とともに国会、政府及び関係機関に強く要望いたしてまいったのでありますが、その結果、漸次大都市の実態に対する認識が深まり、財源措置の面でも徐々に改善がはかられているのであります。 すなわち昭和41年度の固定資産税及び都市計画税負担調整措置によりまして、前年度約12億円の増収を見たのでありますが、本年度はその第2年度分として、さらに約17億円の増収を見ましたほか、前年度に住民税減税減収補てんとして交付されました臨時地方特例交付金にかわる恒久措置として市たばこ消費税率の引き上げが行なわれ、これによりまして約10億円の増収がもたらされたのであります。また道路目的財源の拡充につきましても、軽油引取税交付金の配分方式の改善があり、自動車取得税交付金及び交通安全対策特別交付金の43年度創設等の措置が講ぜられたのであります。なお、国庫支出金におきましても、下水道建設事業補助率等の差等補助の是正も行なわれ、起債の面でもまた新たに公共用地先行取得債の創設などを見たのであります。しかしながら、市民生活を守り再開発の積極的推進をささえる財源の確保、拡充につきましては、なお一そう議員各位とともに関係方面に対し強力なる働きかけをいたさねばならないと存ずる次第であります。 さて、一般会計決算収支を最終予算と対比してみますと、42年度最終予算額1,421億1,100万円に対しまして、歳出決算額は1,346億4,300万円と相なり、差し引き74億6,800万円の執行残を生じております。これは第1部の経常的経費におきまして、主として人件費、特別会計繰出金等で3億4,000万円の不用額を生じましたほか、第2部の建設事業費関係で事業の完成を翌年度へ繰り越したことによる執行残額67億3,300万円並びに公共事業費の認証減及び特別会計繰出金の減等3億9,400万円によるものであります。 他方、歳入におきましては、最終予算額に比し77億9,400万円の減となっております。これは、まず市税の決算額は、市民税が247億4,700万円、固定資産税及び都市計画税が251億1,800万円等、総じて603億5,900万円でありまして、その他経常的収入につきまして極力その増収をはかり、予算額に比し13億3,700万円の増収と相なったのであります。他方、翌年度への事業の繰り越し等に伴い、国及び府支出金で21億9,300万円、分担金等で14億7,500万円、起債で26億8,600万円、また認証減による国及び府支出金2億6,700万円のそれぞれ減を生じた結果であります。 次に、42年度を41年度と対比いたしますと、まず経常的収支を経理いたしております第1部では、歳出におきまして80億2,800万円増加いたしましたが、これをまかなう歳入は、市税収入におきまして、先に申し述べました固定資産税及び都市計画税負担調整措置及び市民税法人税割りの増収等により、82億6,400万円の増を見ましたこと並びに地方交付税収入の増21億1,900万円等によりまして、105億円の増と相なったのであります。したがいまして、差し引き第2部の建設的事業費に充当できます財源は、前年度に比し24億7,200万円増加いたしたのであります。 一方、第2部におきましては、事業の積極的推進につとめまして、事業費は、前年度に比し42億9,700万円増加し、これに伴う特定財源収入の増は、18億6,500万円でありましたので、差し引き24億3,200万円の一般財源の所要増となり、昭和42年度末の歳入不足額は、前年度末に比し4,000万円余り縮減いたしたのであります。これは主として特別債30億円を得ることができたからでありますが、42年度末における実質収支不足額は、先に申し述べました繰上充用額に事業の繰り越し、繰り延べ、42年度給与改訂に伴う人件費の支払い繰り延べによりまして、翌年度へ持ち越しました一般財源所要額及び準公営企業会計収支不足額を加えますと、なお約47億円に及ぶのであります。 次に、昭和42年度に実施いたしました各会計のおもな事業をご説明申し上げます。 まず、道路、橋梁の整備につきましては、前年度に比し約61億円増の総額298億400万円を投じ、都市計画街路20路線の築造、4路線の舗装、橋梁立体交差13カ所の築造を行ない、また一般土木事業として市内道路約1,400路線の改良、舗装、補修及び橋梁90橋余りのかけかえ、補修を実施し、また交通安全施設の整備を進めたのであります。すなわち本市東西の幹線街路である築港・深江線には92億4,100万円を投じました。船場地区用地買収を進めますとともに、高速鉄道第4号線の建設工事と並行して、農人橋かけかえ工事、国鉄大阪環状線森之宮架道橋改良工事を行ない、本年度から森之宮以東地区用地買収にも着手いたしました。さらに大阪市開発公社が施行いたしております船場地区のビルにつきましても、昨年8月、全10棟のうち7棟の建設に着手いたしたのであります。また、都心部と新大阪駅、万国博覧会会場連絡幹線街路であります御堂筋線には、53億7,600万円を支出いたしました。阪神電鉄北大阪線以南国道1号線までの用地買収及び高架道路建設の一部並びに国鉄との立体交差化工事を実施いたしましたほか、新淀川から新大阪駅間の高架道路は、片側を完成、本年5月から供用を開始いたしました。泉尾・今里線は、大正橋の新橋架設工事並びに高速鉄道第5号線の建設と並行して、御堂筋から松屋町筋間の用地買収を進めました。このほか長柄・堺線は、天満堀川地区用地買収及び谷町9丁目の交差点改良工事、加島・天下茶屋線は、中之島地区用地買収及び常安橋、玉江橋のかけかえ工事並びに国鉄東海道本線上福島架道橋の拡幅工事、新庄・大和川線淀川新橋架設工事、第二阪神国道は港、大正両区の用地買収、神崎川の中島、出来島新橋の完成等々を実施いたしたのであります。なお、昭和38年度から実施いたしておりました関西本線高架化工事は、昨年9月、上下線が完成して供用を開始いたしましたほか、本年度から京阪電鉄高架化工事並びに国道176号線芝田町立体交差工事にも着手いたしたのであります。さらに市民の日常生活に密着した末端道路及び歩道の舗装、道路補修を強力に実施いたしました。また、現下の交通事情にかんがみ、整備を急がれております交通安全施設につきましては、特に歩行者の安全を確保するため、横断歩道橋34橋をはじめ、道路照明、防護柵、歩道の設置等を進めたのであります。さらに橋梁事業といたしましては、木津川無橋地帯の千本松橋架橋に着手いたしましたほか、日本橋の拡幅、かけかえ等を実施いたしました。 さらに阪神高速道路公団高速道路建設を促進するため、本年度は出資金、交付金として22億3,300万円を支出してその事業の進捗をはかり、本市中心部と空港を結ぶ大阪・池田線の梅田から豊中市走井間及び大阪・守口線、森小路線のち、中之島から森小路間の完成を見たのであります。また、湊町地域改良事業に着手しまして、1億4,900万円を支出いたしましたほか、駐車場整備事業につきましては、西横堀駐車場の建設を進めて、一部供用を開始するなど、4億2,500万円を支出いたしました。なお、前年度に政府を促し創設を見ました都市開発資金会計による工場あと地等買収事業は20億1,800万円を支出いたしまして、約96,000平方メートルの用地を確保し、また本年度から新たに認められました公共用地先行取得債を充当いたしまして、泉尾・今里線の用地買収に9億6,400万円を支出いたしたのであります。 公園事業におきましては、豊里中央公園等51カ所の児童公園の整備、造成を行ないました。大阪城公園は、市民の熱意が結集しまして、市民の森の造成など、杉山地区の森林公園はほぼ完成を見たのであります。また長居公園は、引き続き郷土の森の造成等その整備を進め、新たにトレーニング場を完成し、また明治100年記念公園事業といたしまして、毛馬桜之宮公園の整備に着手いたしました。さらに将来の公園造成計画の一環として、鶴見緑地、児童公園等の用地約36万7,000平方メートルを買収いたしたのであります。なお、本年度もまた約9万2,000本の木を植えるなど、緑化事業を一そう積極的に推し進め、総じて9億9,300万円を支出いたしまして、緑豊かな潤いのある町づくりを進めたのであります。 次に、土地区画整理事業並びに市街地改造事業につきましては、85億9,400万円を支出いたしました。前年度に引き続き新大阪駅周辺及び第二阪神国道西淀川地区の事業を進め、特に新大阪駅周辺地区におきましては、御堂筋線のうち新大阪駅と新淀川間の建物移転を完了すると同時に、新大阪駅以北の高速鉄道第1号線及び高架道路工事に関連する用地の確保に伴う建物移転を重点的に実施いたしたのであります。また、従来から施行中の地区につきましても、42年度末までに谷町、本町工区ほか32工区の換地処分を完了いたしまして、これに伴う清算を実施いたしましたほか、港湾地帯区画整理事業を進めました。また市街地改造事業は、大阪駅前の第1棟建設工事を進め、その西側半分は今月末完成の運びとなり、谷町地区も用地、建物の買収を進めたのであります。なお、宅地造成事業では1億400万円を支出いたしまして、東淀川区下新庄、豊里及び豊里西地区の道路、公園の築造等を継続実施いたしたのであります。 次に、地盤沈下対策及び都市公害対策といたしましては、19億6,600万円を投じました。まず河川高潮対策事業として、島屋橋など6橋のかさ上げを実施し、一方、臨海地域の防潮堤、防波堤等の新設、かさ上げ等を継続実施いたしました。公害防止設備資金融資基金を創設し、公害発生施設の改善につとめましたほか、大気汚染モニタリングステーション6カ所及び管理センター1カ所の設置、西淀川地区の汚染調査をはじめ、理化学的調査、観測体制の充実を行なったのであります。また地下水位観測所の新設等の地盤沈下対策騒音振動防止対策をもあわせ進めましたほか、工業用水道事業に対する捕てん金として3億500万円を支出いたしたのであります。 河川事業といたしましては、道頓堀川改修工事を地元のご協力により完成いたしましたほか、市周辺部低地区の水害防止のために細江川など10河川の護岸、改修、しゅんせつを行ないました。なお、東大阪治水対策の一環としての平野川改良工事は、前年度に引き続き護岸の築造等を実施し、さらに浸水対策と環境浄化対策を兼ねて、千間川ほか2河川の埋め立て等に総じて5億8,100万円を支出いたしたのであります。 次に、大阪港は開港100年を迎え、多彩な記念事業をいたしましたが、整備事業には総額40億2,700万円を支出いたしました。まず港内及び各河川筋の航路、泊地のしゅんせつ、防波堤の新設及びかさ上げ、南港商港地区、中央埠頭地区、安治川内港等の岸壁、物揚げ場の新設及び改良等につとめますとともに、臨海地区内の道路橋梁等の整備並びに此花区常吉町地区の埋立事業を継続実施いたしましたほか、阪神外貿埠頭公団の設立を実現することができたのであります。 次に、教育事業といたしましては、まず校舎新増築事業では、集団住宅建設などに伴う小、中学校の新設、教室整備を中心に屋内運動場兼講堂の新築等前年度からの繰り越し分を合わせ52校園、244教室、7講堂を完成いたしました。このほか、特殊教育の振興をはかるために、生野養護学校の新設第2期工事として、10教室、さらに幼稚園1園の移転整備として12教室、1遊戯室をそれぞれ完成いたしました。校舎改築事業は、前年度からの繰り越し分を合わせ22校園、79教室、6講堂を完成するとともに、生野工業高校の実習室等の改築を行ないました。また学校の新設及び拡張等のために、19校、約8万6,000平方メートルの用地買収を実施いたしました。さらに校舎の補修、プール、防音設備の整備を進め、小学校6年生の机、いすの一斉更新、教材、産業教育設備、給食設備の整備等を実施いたしました。なお95校の校庭緑化を行ない、第1次校庭整備計画を完了いたしましたほか、学校維持運営費の増額とあわせて、父兄負担の軽減につとめたのであります。 次に、社会教育におきましては、六甲青少年の家の拡充整備を実施いたしましたほか、東淀川区に体育館を勤労者センターとあわせ新設完成し、本年7月に開館いたしましたのをはじめ、野外教育活動、スポーツの奨励、不在家庭児童対策の拡充等による青少年の健全育成と婦人講座の充実など、青少年婦人対策の充実につとめたのであります。 市立大学の整備につきましては、15億1,200万円を支出いたしまして、総合学舎建設の一環として、理学部校舎の増築、家政学部校舎の建設、学園環境整俺等につとめました。また付属病院は481床の東館が昨年11月に完成し、病床数1,164床の西日本第1の規模を有する病院となりましたが、あわせて最新の医療機械設備の整備、看護婦寄宿舎の増築をいたしました。 以上、教育事業費として、総じて49億3,900万円を支出いたしたのであります。 次に住宅対策でありますが、公営住宅及び改良住宅の建設は、前年度分776戸を完成、当年度分3,132戸に着手、うち1,342戸を完成いたしました。また、中小企業従事者住宅は、単身寮23室、世帯向き住宅108戸を完成、合わせて2,249戸の建設を完了いたしましたほか、大阪市住宅供給公社におきましても1,238戸の募集をいたしたのであります。このほか給水鋼管の取りかえを重点とした既設住宅の補修、施設及び環境の整備等を実施いたしますとともに、さらに防災建築街区造成事業の促進につとめるなど、総じて69億3,400万円を支出いたしたのであります。 次に、社会福祉対策といたしましては、まず生活保護及び失業対策に73億6,000万円を支出いたしました。保護基準の引き上げ等とともに、新たに夏季休暇中の栄養補給品の支給、修学旅行費の補助等、被保護家庭児童に対する援護の拡充をはかりましたほか、更生施設--淀川寮の建設に着手し、また年間延べ89万人の失業者の就労を実施いたしました。 児童、母子の福祉対策には、14億8,000万円を支出いたしました。保育所は、前年度繰り越し分を合わせ8カ所を完成いたしました。また新たに学校給食の実施されない施設に収容されている児童及び民間収容施設の保母に対する給食費の補助をいたしましたほか、母子家庭に対しましては、緊急小口貸付資金の制度を設け、従来の母子福祉資金の貸し付けとあわせ、その福祉の充実につとめたのであります。 老人の福祉対策には、5億1,000万円を支出いたしました。敬老金は、その支給範囲をさらに80歳まで拡大いたしました。新たに施設収容老人のうち、福祉年金の受給年齢に達しない方には、小づかい銭を贈りましたほか、弘済院養護老人ホームは第2期工事を完成、さらに付属病院の改築に着手いたしました。また、生野老人福祉センターの完成を見ましたほか、老人いこいの家の増設助成をいたしたのであります。 心身障害者の福祉対策には、2億2,700万円を支出いたしまして、重度身体障害者給付金の支給範囲を拡大いたしましたのをはじめ、家庭奉仕員派遣事業の開始、身体障害者相談員の設置等、その更生援護につとめたのであります。 また、東淀川勤労者センターの建設には1億円を支出いたしまして、これを完成、体育館とあわせ勤労者の福祉に資することといたしました。 さらに同和対策事業には、4億5,000万円を支出いたしまして、保育所等福祉施設の整備、勤労福祉館建設用地の取得等の福祉対策、奨学金及び入学、就職支度金の支給等の教育対策等々住宅建設事業と相まってその推進をはかったのであります。 また、国民健康保険事業におきましては、43年1月から家族の給付率を7割に引き上げ、また精神衛生法適用医療につきましては、一部負担金を不要とする改善をいたしまして、総じて約30万世帯、93万人を対象に、件数で451万件、金額では82億4,500万円の給付を行なったのであります。 次に中小企業振興対策といたしましては、まず中小企業金融の円滑化を積極的に推進するため、中小企業融資準備基金を3億5,200万円増額するとともに、信用保証協会に対する貸付金14億4,000万円、同協会に対する代位弁済等補助金3億1,300万円を支出するなど、次に述べます貿易関係融資と合わせて、42年度には総額543億円の融資及び保証を行なったのであります。また電子計算機共同利用センター等、中小企業の共同施設の建設を助成するなど、中小企業対策に総じて35億6,500万円を支出いたしました。さらに貿易振興対策といたしましては、輸出金融の円滑化をはかるため、大阪輸出協会及び信用保証協会に対して5億4,000万円を貸し付けるとともに、国際見本市施設を充実するため、恒久展示場3号館の建設を進めましたほか、海外見本市への参加、海外事務所の運営などに、総額12億9,200万円を支出いたしました。 観光事業につきましては、修学旅行など、観光団体の宿泊施設の充実をはかるため、株式会社大阪旅行会館に対する貸付金を支出するなど、総じて1億500万円を支出いたしました。また、消費経済対策といたしまして、消費者教育、消費者保護のために、生鮮食料品の流通情報をテレビを通じて放送するほか、小売市場施設の近代化等に1億700万円、第2冷蔵庫増築など食肉市場の整備に1億5,100万円を支出いたしたのであります。 次に保健衛生対策といたしましては、東成、城東両保健所及び狂犬病予防事務所の改築並びに既設の保健所、伝染病院、少年保養所及び小児保健センター等の整備につとめましたほか、伝染病予防対策、結核対策、蚊、ハエ駆除対策の強化や母子衛生対策等に総じて24億6,000万円を支出いたしたのであります。 清掃事業におきましては、「ごみ」焼却体制の整備に鋭意つとめてまいりましたが、焼却能力日量900トン、東洋一の規模を誇る森之宮工場の建設を進め、近く稼働の運びと相なりました。また「ごみ・し尿」の収集機材も、オートパッカー86台、バキュームカー56台を購入整備いたしましたほか、道路スウィーパー2台を購入して道路清掃の強化をはかり、街頭ごみ容器の設置と合わせ、町の美化に努力いたしました。さらに清掃事業用処分地の整備、現業員詰め所その他作業施設の整備を行ない、総じて12億400万円を支出いたしたのであります。 次に消防設備事業といたしましては、3億6,800万円を支出いたしました。高能科学消防強化のため、新鋭双胴型消防艇1隻及び化学消防自動車1台を購入し、西淀川・旭両消防署並びに関目出張所の改築、科学研究室の建設をいたしましたほか、無線電話機、火災報知機、消防ポンプ自動車、救急車、赤バイ等の増強及び更新を実施いたしたのであります。 また、市区庁舎等の整備と市民サービスの改善につきましては、4億7,600万円を支出いたしまして、東成、旭両区庁舎の建設準備を進めるとともに、保健所との合同庁舎として城東区役所付設会館を建設し、さらに東住吉区役所加美出張所をユースセンター改築とあわせ建設いたしました。このほか、窓口サービスをさらに改善するため、帳票の集中簡素化を実施いたしますとともに、西淀川、東淀川、西成の3区につきまして、窓口事務の機械化、一元化を実施し、市民サービスの向上につとめました。 最後に、昭和45年に開催される万国博覧会につきましては、前年度に引き続き、国及び地元公共団体とともに、会場建設費の一部を負担し、本市分として2億5,000万円を支出いたしたのであります。 以上をもちまして、昭和42年度決算の概要をご説明申し上げましたが、なお詳細につきましては、後日の決算委員会におきまして、慎重にご審議になることと存じますので、その機会に譲りたいと存じます。 何とぞよろしくご審議のほど、お願い申し上げる次第であります。(拍手) ○副議長(寺西武君) おはかりいたします。ただいま議題となっております報告第37号及び報告第38号は、目下報告第29号、昭和42年度大阪市市民病院事業会計決算報告について外3件を審査中の決算特別委員会に付託することに決して、ご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(寺西武君) ご異議なしと認めます。よって議長発議のとおり決しました。 ○副議長(寺西武君) 日程第3、議案第105号、昭和43年度大阪市一般会計補正予算ないし日程第11、議案第113号、昭和43年度大阪市公債費会計補正予算、一括して議題といたします。      --------------------------------- △(イメージ)議案第105号 △(イメージ)議案第105号 △(イメージ)議案第105号 △(イメージ)議案第105号 △(イメージ)議案第105号
    △(イメージ)議案第105号 △(イメージ)議案第105号 △(イメージ)議案第105号 △(イメージ)議案第105号 △(イメージ)議案第105号 △(イメージ)議案第105号 △(イメージ)議案第105号 △(イメージ)議案第105号 △(イメージ)議案第105号 △(イメージ)議案第105号 △(イメージ)議案第105号 △(イメージ)議案第105号 △(イメージ)議案第105号 △(イメージ)議案第105号 △(イメージ)議案第105号 △(イメージ)議案第105号 △(イメージ)議案第105号 △(イメージ)議案第105号 △(イメージ)議案第105号 △(イメージ)議案第105号 △(イメージ)議案第105号 △(イメージ)議案第105号 △(イメージ)議案第105号 △(イメージ)議案第105号 △(イメージ)議案第105号 △(イメージ)議案第105号 △(イメージ)議案第105号 △(イメージ)議案第105号 △(イメージ)議案第106号 △(イメージ)議案第106号 △(イメージ)議案第106号 △(イメージ)議案第106号 △(イメージ)議案第107号 △(イメージ)議案第107号 △(イメージ)議案第107号 △(イメージ)議案第107号 △(イメージ)議案第107号 △(イメージ)議案第108号 △(イメージ)議案第108号 △(イメージ)議案第108号 △(イメージ)議案第109号 △(イメージ)議案第109号 △(イメージ)議案第109号 △(イメージ)議案第110号 △(イメージ)議案第110号 △(イメージ)議案第110号 △(イメージ)議案第111号 △(イメージ)議案第111号 △(イメージ)議案第111号 △(イメージ)議案第111号 △(イメージ)議案第111号 △(イメージ)議案第112号 △(イメージ)議案第112号 △(イメージ)議案第112号 △(イメージ)議案第113号 △(イメージ)議案第113号 △(イメージ)議案第113号 △(イメージ)議案第113号 △(イメージ)議案第113号 △(イメージ)議案第113号 ○副議長(寺西武君) 理事者の説明を求めます。内山財政局長。 ◎財政局長(内山敞義君) ただいまご上程に相なりました議案第105号ないし第113号について、その大要をご説明申し上げます。 今回の補正予算案は、まず一般会計において77億3,600万円、食肉市場と畜場事業会計において1億7,600万円、都市施設整備事業会計において26億7,600万円、国民健康保険事業会計において10億5,800万円、市民病院事業会計において5,100万円、港営事業会計において2億7,000万円、下水道事業会計において17億9,800万円、水道事業会計において10億800万円のほか、公債費会計において79億8,700万円をそれぞれ追加し、総じて、226億9,700万円を計上いたしたのであります。 補正予算のおもなるものについて申し述べますと、まず一般会計におきましては、築港・深江線船場地区用地買収等の都市計画街路事業に18億600万円、大阪・和泉泉南線天満橋立体交差橋架設及び路面復旧受託工事等の道路橋梁事業に5億2,400万円、新大阪駅周辺及び市内一般地区等の土地区画整理事業に4億300万円、児童公園及び大阪城公園の整備等公園事業に4億9,000万円、中央航路しゅんせつ等の港湾事業に7,500万円、平野川改良事業等の河川事業に3,200万円を追加いたしました。 次に、市内一円の末端道路の舗装を一そう推進するため、3億円を追加し、総額28億円といたしましたほか、屋上防水等、学校校舎の整備補修に1億2,000万円、市営住宅の補修に2,000万円を追加し、下水道事業会計におきまして追加計上いたしております下水枝管の布設と相まつて、特に市民の強い要望にこたえることといたした次第であります。また、社会福祉対策として生活保護費に、4億5,500万円、愛隣総合センター整備の一環として、改良住宅建設用地買収に1億1,100万円、医療施設整備の助成等、同和対策事業に9,800万円を追加いたしました。    (副議長退席、議長着席) ◎財政局長(内山敞義君) (続)このほか、し尿処理費に1億2,200万円、道路工事にかかる住吉第1中学の校舎整備に8,300万円、大阪旅行会館に対する出資金に2,500万円、万国博覧会地方自治体館出展分担金に900万円、弁護士会館建設費補助金に2,500万円、防災建築街区造成事業に対する融資を増額するため、同基金に2,400万円、訴訟関係供託基金に2,000万円追加いたしました。さらに40年1月より大学施設及び研究等の充実をはかるため、募金活動を行なって市立大学後援会より、このたび1億7,500万円の寄付を受け、学術研究基金1億5,000万円、奨学及び補導厚生基金2,500万円を設けることといたしまして、その運用収益を大学費に充当するため、600万円を追加いたしました。 このほか、職員の退職手当、夏季手当の不足額及び給与の月1回払いに伴う互助組合貸付金等人件費関係に27億100万円、下水道事業特別会計繰出金に2億4,600万円を追加いたしますとともに、他方、前年度よりの繰越額確定に伴い、見本市恒久展示場3号館建設費の不用額1億4,000万円を更正減額いたしております。 次に、歳入といたしましては、まず市税は、市民税個人所得割及び法人税割の自然増14億500万円、市たばこ消費税の単価改定の確定等による増3億1,800万円、合わせて17億2,300万円、また、本年度7月から新設されました自動車取得税交付金12億8,000万円、街路事業費等に対する分担金18億1,400万円、都市計画等公共事業費及び生活保護費等に対する国庫支出金8億5,500万円、大学整備費等に対する寄付金2億4,100万円、互助組合貸付金返還金収入等諸収入10億300万円、同和対策事業費等に対する府支出金及び防災建築街区造成融資基金繰入金等1億8,800万円、公園用地買収事業等に対する起債収入6億3,200万円を追加計上いたしております。 以上の歳入歳出予算のほか、事業の早期進捗をはかるため、債務負担行為として、築港・深江線、新庄・大和川線及び御堂筋線建設工事都市計画街路事業に52億200万円、天満橋立体交差橋架設工事等、道路橋梁事業に3億2,200万円、愛隣地区改良住宅並びに病院建設工事に5億8,900万円、日本住宅公団の住宅併存施設としての桜川公設市場移転改築に8,700万円のほか、防災建築街区造成融資に伴う損失補償に3,600万円を追加計上いたしております。 次に、特別会計につきましては、まず食肉市場と畜場事業会計におきまして、駐車場用地買収等、施設整備に1億7,100万円、人件費に500万円を追加いたしております。また、都市施設整備事業会計におきまして、公共事業用地の先行取得に20億円、大阪駅前地区及び谷町地区の市街地改造事業に、債務負担行為34億500万円を合わせ、39億6,700万円、西横堀駐車場建設に前年度よりの繰越額1億1,400万円を追加いたしております。また、国民健康保険事業会計におきまして、療養給付費に10億3,600万円、人件費等に2,200万円、市民病院事業会計におきまして、元日本橋市民病院の撤去費等に2,800万円、人件費に2,300万円、港営事業会計におきまして、安治川上屋等施設整備に債務負担行為3億8,500万円を合わせ、5億9,200万円を追加計上いたしております。さらに下水道事業会計におきましては、新5カ年計画の初年度として、下水管渠の布設、抽水所及び処理場の建設に、当初予算96億4,400万円に、さらに今回債務負担行為と合わせ、48億6,600万円を追加し、浸水の早期解消と水洗便所の普及、河川汚濁防止につとめることといたしたのであります。なお、このほか集中豪雨等により、下水管渠内に堆積した汚泥のしゅんせつに1億2,200万円、人件費に6,900万円のほか、他事業関連工事に1億円、東大阪市等からの受託工事に3億5,000万円を追加いたしております。また、水道事業会計におきまして、第8回水道拡張事業に10億円、大阪市水道事業サービス協会設立に伴う出捐金に800万円を追加いたしております。 これらの特別会計の歳入といたしましては、現在見込み得る国庫支出金、使用料等、事業収入及び起債収入を追加いたしましたほか、一般会計からの繰入金を計上してまかなうことといたしました。 最後に整理会計であります公債費会計につきましては、各会計の公債収入の追加に伴う補正及び先日ご報告申し上げました公営、準公営企業会計の予算繰り越しに伴う公債収入等を経理して、79億8,700万円を追加いたし、総じて補正予算額は226億9,700万円と相なるのであります。 以上、今回の補正により、一般会計の予算総額は1,713億3,500万円、食肉市場と畜場事業会計は6億2,100万円、都市施設整備事業会計は103億400万円、国民健康保険事業会計は、129億3,700万円、市民病院事業会計は29億3,200万円、港営事業会計は76億6,100万円、下水道事業会計は207億2,600万円、水道事業会計は244億8,200万円、公債費会計は、1,390億1,500万円となり、各会計総じて予算の総計額は、4,821億1,300万円と相なる次第であります。 以上をもちまして補正予算の大要を一括してご説明いたしましたが、何とぞよろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ◆35番(音在又一君) 動議を提出いたします。ただいま議題となっております議案第105号ないし議案第113号については、委員会付託を省略、原案どおり可決せられんことを望みます。 ○議長(黒田廣一君) 35番議員の動議にご異議ありませんか。   (「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり) ◆49番(沓脱タケ子君) 共産党は議案第105号、議案第107号、議案第110号、議案第111号、及び議案第113号については反対いたします。なお議案第112号については、賛否を留保いたします。 ○議長(黒田廣一君) 議案第105号、議案第107号、議案第110号、議案第111号及び議案第113号について異議がありますから、まずこの5件を問題といたします。35番議員の動議に賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者 起立) ○議長(黒田廣一君) 多数であります。よって議案第105号、議案第107号、議案第110号、議案第111号及び議案第113号は、委員会付託を省略、原案どおり可決されました。 ○議長(黒田廣一君) 次にただいま可決されました諸案件を除く議案第106号、議案第108号、議案第109号及び議案第112号を一括して問題といたします。35番議員の動議にご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(黒田廣一君) ご異議なしと認めます。よって議案第106号、議案第108号、議案第109号及び議案第112号は委員会付託を省略、原案どおり可決されました。 ○議長(黒田廣一君) 日程第12、議案第114号、職員退隠料及び遺族扶助料の昭和42年における年金の額の改定に関する条例等の一部を改正する条例案、議題といたします。 なお、本案に関する人事委員会の意見はお手元に配付の印刷物に記載のとおりであります。      --------------------------------- △(イメージ)議案第114号 △(イメージ)議案第114号 △(イメージ)議案第114号 △(イメージ)議案第114号 △(イメージ)議案第114号 △(イメージ)議案第114号 △(イメージ)議案第114号 △(イメージ)議案第114号 △(イメージ)議案第114号 △(イメージ)議案第114号 △(イメージ)議案第114号 △(イメージ)議案第114号 △(イメージ)議案第114号 △(イメージ)議案第114号 △(イメージ)議案第114号 △(イメージ)市会発第465号 △(イメージ)人委第176号       --------------------------------- ◆35番(音在又一君) 動議を提出いたします。ただいま議題となりました議案第114号については委員会付託を省略、原案どおり可決せられんことを望みます。 ○議長(黒田廣一君) 35番議員の動議にご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(黒田廣一君) ご異議なしと認めます。よって議案第114号は委員会付託を省略、原案どおり可決されました。 ○議長(黒田廣一君) 日程第13、議案第115号、訴訟関係供託基金条例の一部を改正する条例案、議題といたします。      --------------------------------- △(イメージ)議案第115号       --------------------------------- ◆35番(音在又一君) 動議を提出いたします。ただいま議題となりました議案第115号については、委員会付託を省略、原案どおり可決せられんことを望みます。 ○議長(黒田廣一君) 35番議員の動議にご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(黒田廣一君) 異議なしと認めます。よって議案第115号は委員会付託を省略、原案どおり可決されました。 ○議長(黒田廣一君) 日程第14、議案第116号、大阪市立大学学術研究基金条例案及び日程第15、議案第117号、大阪市立大学奨学及び補導厚生基金条例案、一括して議題といたします。      --------------------------------- △(イメージ)議案第116号 △(イメージ)議案第117号 ◆35番(音在又一君) 動議を提出いたします。ただいま議題となりました議案第116号及び議案第117号については、委員会付託を省略、原案どおり可決せられんことを望みます。
    ○議長(黒田廣一君) 35番議員の動議にご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(黒田廣一君) ご異議なしと認めます。よって議案第116号及び議案第117号は、委員会付託を省略、原案どおり可決されました。 ○議長(黒田廣一君) 日程第16、議案第118号、桜川公設市場用建物の取得について、議題といたします。      --------------------------------- △(イメージ)議案第118号       --------------------------------- ◆35番(音在又一君) 動議を提出いたします。ただいま議題となりました議案第118号については委員会付託を省略、原案どおり可決せられんことを望みます。 ○議長(黒田廣一君) 35番議員の動議にご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(黒田廣一君) ご異議なしと認めます。よって議案第118号は委員会付託を省略、原案どおり可決されました。 ○議長(黒田廣一君) 日程第17、議案第119号、淀川新橋架設工事請負契約締結について、議題といたします。      --------------------------------- △(イメージ)議案第119号       --------------------------------- ◆35番(音在又一君) 動議を提出いたします。ただいま議題となりました議案第119号については委員会付託を省略、原案どおり可決せられんことを望みます。 ○議長(黒田廣一君) 35番議員の動議にご異議ありませんか。   (「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり) ○議長(黒田廣一君) 異議がありますから、起立により採決いたします。35番議員の動議に賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者 起立) ○議長(黒田廣一君) 多数であります。よって議案第119号は、委員会付託を省略、原案どおり可決されました。 ○議長(黒田廣一君) 日程第18、議案第120号、天王寺バイパス建設工事請負契約締結について、議題といたします。      --------------------------------- △(イメージ)議案第120号       --------------------------------- ◆35番(音在又一君) 動議を提出いたします。ただいま議題となりました議案第120号については委員会付託を省略、原案どおり可決せられんことを望みます。 ○議長(黒田廣一君) 35番議員の動議にご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(黒田廣一君) ご異議なしと認めます。よって議案第120号は、委員会付託を省略、原案どおり可決されました。 ○議長(黒田廣一君) 日程第19、議案第121号、大阪駅前市街地改造事業施設建築物第1棟第2期設備工事請負契約締結について、議題といたします。      --------------------------------- △(イメージ)議案第121号 △(イメージ)議案第121号 △(イメージ)議案第121号       --------------------------------- ◆35番(音在又一君) 動議を提出いたします。ただいま議題となりました議案第121号については、委員会付託を省略、原案どおり可決せられんことを望みます。 ○議長(黒田廣一君) 35番議員の動議にご異議ありませんか。   (「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり) ○議長(黒田廣一君) 異議がありますから、起立により採決いたします。35番議員の動議に賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者 起立) ○議長(黒田廣一君) 多数であります。よって議案第121号は、委員会付託を省略、原案どおり可決されました。 ○議長(黒田廣一君) 日程第20、議案第122号、谷町地区市街地改造事業施設建築物新築工事請負契約締結について、議題といたします。      --------------------------------- △(イメージ)議案第122号 △(イメージ)議案第122号       --------------------------------- ◆35番(音在又一君) 動議を提出いたします。ただいま議題となりました議案第122号については、委員会付託を省略、原案どおり可決せられんことを望みます。 ○議長(黒田廣一君) 35番議員の動議にご異議ありませんか。   (「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり) ○議長(黒田廣一君) 異議がありますから起立により採決いたします。 35番議員の動議に賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(黒田廣一君) 多数であります。よって議案第122号は、委員会付託を省略、原案どおり可決されました。 ○議長(黒田廣一君) 日程第21、議案第123号、大阪市防災建築街造成融資基金条例の一部を改正する条例案、議題といたします。      --------------------------------- △(イメージ)議案第123号       --------------------------------- ◆35番(音在又一君) 動議を提出いたします。ただいま議題となりました議案第123号については、委員会付託を省略、原案どおり可決せられんことを望みます。 ○議長(黒田廣一君) 35番議員の動議にご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(黒田廣一君) ご異議なしと認めます。よって議案第123号は、委員会付託を省略、原案どおり可決されました。 ○議長(黒田廣一君) 日程第22、議案第124号、大阪市営住宅条例の一部を改正する条例案、議題といたします。      --------------------------------- △(イメージ)議案第124号 △(イメージ)議案第124号       --------------------------------- ◆35番(音在又一君) 動議を提出いたします。ただいま議題となりました議案第124号については、委員会付託を省略、原案どおり可決せられんことを望みます。 ○議長(黒田廣一君) 35番議員の動議にご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(黒田廣一君) ご異議なしと認めます。よって議案第124号は、委員会付託を省略、原案どおり可決されました。 ○議長(黒田廣一君) 日程第23、議案第125号、大阪市水道事業及び工業用水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例案、議題といたします。      --------------------------------- △(イメージ)議案第125号       --------------------------------- ◆35番(音在又一君) 動議を提出いたします。ただいま議題となりました議案第125号については、委員会付託を省略、原案どおり可決せられんことを望みます。 ○議長(黒田廣一君) 35番議員の動議にご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(黒田廣一君) ご異議なしと認めます。よって議案第125号は、委員会付託を省略、原案どおり可決されました。 ○議長(黒田廣一君) 日程第24、諮問第4号、公有水面楠根川埋立てについて及び日程第25、諮問第5号、公有水面天満堀川埋立てについて、一括して議題といたします。      --------------------------------- △(イメージ)諮問第4号 △(イメージ)諮問第4号 △(イメージ)諮問第4号 △(イメージ)諮問第5号 △(イメージ)諮問第5号 △(イメージ)諮問第5号 ◆35番(音在又一君) 動議を提出いたします。ただいま議題となりました諮問第4号及び諮問第5号については、委員会付託を省略、異議のない旨答申せられんことを望みます。 ○議長(黒田廣一君) 35番議員の動議にご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(黒田廣一君) ご異議なしと認めます。よつて諮問第4号及び諮問第5号は、委員会付託を省略、異議のない旨答申することに決しました。 △閉議 ○議長(黒田廣一君) 本日の日程は以上で終了いたしました。 △散会 ○議長(黒田廣一君) 本日はこれをもって散会いたします。    午後8時13分散会   --(報告第39号は会議録別冊の2に登載)--      --------------------------------- △(イメージ)報告第40号 △(イメージ)報告第40号 △(イメージ)報告第40号 △(イメージ)報告第40号 △(イメージ)報告第40号 △(イメージ)報告第40号 △(イメージ)報告第40号 △(イメージ)報告第40号 △(イメージ)報告第40号 △(イメージ)報告第40号 △(イメージ)報告第40号 △(イメージ)報告第40号 △(イメージ)報告第40号 △(イメージ)報告第40号 △(イメージ)報告第40号 △(イメージ)報告第40号 △(イメージ)報告第40号 △(イメージ)報告第40号 △(イメージ)報告第40号 △(イメージ)報告第40号 △(イメージ)報告第40号 △(イメージ)報告第40号 △(イメージ)報告第40号 △(イメージ)報告第40号 △(イメージ)報告第40号 △(イメージ)報告第40号 △(イメージ)報告第40号 △(イメージ)報告第40号 △(イメージ)報告第40号 △(イメージ)報告第40号 △(イメージ)報告第40号 △(イメージ)報告第40号 △(イメージ)報告第40号 △(イメージ)報告第40号 △(イメージ)報告第40号 △(イメージ)報告第41号       ---------------------------------大阪市会議長  黒田廣一(印)大阪市会副議長 寺西 武(印)大阪市会議員  佐々木栄一(印)大阪市会議員  長沢利治(印)◯大阪市会(定例会)会議録(昭和43年11月14日)(終)...